モリッシー、トランプ大統領関連の発言でシークレットサービスに尋問を受ける

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モリッシーが自身の甥のYouTubeアカウントを通じて約8分のメッセージ動画を公開し、自身の様々な発言をドイツの新聞「Der Spiegel」が報道したことで被った被害について滔々と語っている。


モリッシーは「Der Spiegel」のインタビューに対し、復数のセクハラ告発により映画界から糾弾されているケヴィン・スペイシーが「不当に攻撃されている」と話した他、「(大統領を殺せるボタンがあれば)押すよ、人類の安全を守るためにね」と発言したと報じられていた。

そもそもこの「Der Spiegel」のインタビューは新作『Low in High School』のプロモーションのためのものであったため、同新作や過去作についても語られていたが、結果的にはセンセーショナルな発言の方が大きく取り上げられることとなってしまった。

公開された動画の前半でモリッシーは「憎しみに溢れたメディア」のせいで『Low in High School』が「正当に」批評されていないが、「今後、例えば来年、事が落ち着けば正当に評価されるようになることを期待したい」とコメントしたあと、アメリカにてシークレットサービスに尋問を受けたことを明かした。

「Der Spiegel」に関する新たな情報としては、トランプ大統領にまつわる発言の報道のおかげでシークレットサービスに尋問されたことだね。とても良い人たちだった。彼らの立場は理解している。彼らの質問にはちゃんと答えられたし、危惧されるようなことは何もない。

しかし尋問を受けた直接的な要因が「Der Spiegel」であることは、とても悲しいことだと思っている。おめでとう「Der Spiegel」、君たちが計画していたことはすべて成功したよ。しかし今後、僕が自由にアメリカを出入りできるかどうかは怪しいところだ。



動画の中では他にも、以下のように「Der Spiegel」の報道を発端としたメディアへの非難を述べている。

突如として、私がセクシャル・ハラスメントに共感していたことになっている。見たところ小児性愛にも共感していたことになっているし、レイプにも共感していたらしい。そして、地球上のすべての人たちに私の話を聞かせることを阻むあらゆる働きに同意することにも。

無論、こうした根拠のない思い込みはすべて真実ではない。私が上に挙げたようなものを支持することはあり得ない。この話し方でも信じてもらえると思うが。


そして「Der Spiegel」のインタビューで懲りたため、紙媒体のインタビューは今後二度と受けないと発言していたモリッシーは、活字メディアでは「人々が求めているもの、人々の目的を反映しているもの」以外の情報が否定されているとの持論を展開。右翼思想も左翼思想も入り混じってしまっているため「自分の立場が曖昧になっている」とし、自身の新作についても以下のように語っている。

『Low in High School』やシングル・カットの楽曲のキャンペーンは、私を嫌っている人たちによって計画が狂わせられ意図的に妨害されたと言える。彼らは私の音楽を聴いてもいない。本当に何も聴いていないのだ。

彼らは僕の名前を見て、できる限り早く処理してやりたい、ただそれだけ。そしてこれは色々な形で何度も言ってきたことだが、彼らはそれに成功しているのだ。実際にところ、こちらにできることは何もないのだ。


なおモリッシーが尋問を受けた日時は明らかになっていないが、現地時間12月10日時点ではアメリカ・ツアーの日程を3公演連続で中止していた。
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