“Happy Xmas (War Is Over)”(1971)
1969年にジョンとヨーコが行った「ベッド・イン」のスローガン、「War Is Over! (If You Want It)」を掲げたクリスマス・ソング。プラスティック・オノ・バンドに加えHarlem Community Choirも参加しているこの曲のコーラスには、オノ・ヨーコ公認のジョン・レノンの不倫相手と言われているメイ・パンも参加していたという。
“Ding Dong”(1974)
ジョージ・ハリスンがリンゴ・スター、クラウス・フォアマンと共にレコーディングしたというクリスマス・ソング。クラウス・フォアマンはビートルズのメンバーと旧くから交友関係にあり、『リボルバー』のアートワークを担当したことで広く知られることになった人物だ。この曲のミュージック・ビデオでジョージ・ハリスンが『サージェント~』の衣装を着ていることも印象的だ。
“Wonderful Christmastime”(1979)
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現在でもクリスマス・シーズンになるとよく耳にする1曲。ポール・マッカートニーがウイングスとして活動していた1979年にリリースされた。イギリスでのリリース当時も、1984年にアメリカでリイシュー盤がリリースされた当時も、両国で大ヒットを記録しクリスマスの定番曲となった。
“I Wanna Be Santa Claus”(1999)
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1999年にリリースされたリンゴ・スターによるクリスマス・アルバム『I Wanna Be Santa Claus』のタイトル曲。2003年に『The Best Of Ringo Starr: The Christmas Collection』として再リリースもされたが、商業的には奮わなかったようだ。ちなみに、リンゴは1967年のクリスマス・レコード『Christmas Time (Is Here Again)』で使用されたクリスマス・ソング“Christmas Time is Here Again”を手掛けている。
なお、12月15日には本記事で紹介した7枚のクリスマス・レコードをカラー・シングル盤として復刻した『クリスマス・レコード・ボックス』が日本でリリースされた。
限定版のボックスには、オリジナル盤のアートワークを再現した7枚のシングルとレコーディングの解説、そして毎年クリスマスのソノシートと一緒に郵送されていたファン・クラブのニュースレターの復刻を掲載した16ページのブックレットが収められている。
詳細は以下のリンク先より。