1973年の活動開始から45年となるキッスが、「最後の」ツアーを計画しているのではと噂されている。
「Blabbermouth」によると、キッスの知的財産管理を行っているKiss Catalog Ltd.は2月8日に米国特許商標庁に「The End Of The Road(最後のツアー)」という名称の特許を出願。このことから、キッスが「最後の」ツアーの準備を始めたことが予想されているようだ。
キッスは2000年に一度、オリジナル・メンバーが不和に陥る中「キッスを苦境から脱出させるため」との名目で「さようなら」ツアーを開催している。
ジーン・シモンズはこのツアーで「自尊心が残っているうちに尻尾を巻いて退散」するつもりだったと語っていたが、「ファンたちが解散を望んでいないことが明確に明らかに」なり、結果的にはその後も活動を続けている。
さらに、2017年には同じくシモンズが「あと2、3年」はキッスとしての活動を続けるともコメントしていたという。
また、「Blabbermouth」ではポール・スタンレーが以前、キッスが自身とシモンズ抜きで活動を続けていく可能性を示唆していたとも報じられている。そして先月には、キッスが終わりを迎えるという想像がつかないとしながら、以下のようにも語っていたようだ。
俺たちはこれまで、唯一無二のものを築いてきた。それってメンバー(の面子)も関係なくなってしまうようなものだし、自分がバンドの中にいなくても大丈夫だと声を大にして言える。
(ツアーに関しても)もう家を離れたくないんだ。俺には家族がいるし、子どももいる。正直に言って、今一番大事なのは父親でいることで、その役目を全うしたい。歳を取るにつれて人生に限りがあることが分かってくるし、今自分が何をしたいのか、取捨選択をするようになるんだよ。
なお、キッスは7月に予定しているスペイン・ポルトガル公演以外の日程はまだ発表しておらず、噂となっている「最後の」ツアーの詳細は明らかになっていない。