故クリス・コーネルの元妻ヴィッキー・コーネルが、クリスの死後初めてTV番組のインタビューに応じたことが分かった。ヴィッキー・コーネルは「ABC News」のインタビューの中で時折涙を堪えつつ、クリスの死について語っている。

クリス・コーネルは昨年の5月17日、52歳で急逝。警察の調べにより、死因は自殺であると報じられている。

以前にも夫クリスの死因について、自殺は計画的なものではなく「ドラッグやその他の薬物」に影響されたものだと考えているとコメントしていたヴィッキーだが、今回も「当時のように（薬物による）機能的障害を抱えている状態では、正常な判断ができたとは思えない」と以下のように話している。

彼はジャンキーなロックスターからはかけ離れた人だった。彼はそんな風じゃなかった。彼は最高の夫であり、最高の父親だった。私はソウルメイトであり、最愛の存在を亡くしたのよ。

（中略）彼は家族と一緒にいたいと思っていた。子どもたちのためにね。彼は自分の人生を愛していたのよ……そんな世界を（自分から）去るわけがないと思う。

さらに、詳細には語らなかったものの、クリスの死の「予兆はあった」のだと以下のようにも語った。

人には自分を責めないように、と言われるんだけど……そうしないように努力もしているけれど、予兆はあったの。

（中略）薬物依存っていうものは、自ら選んでなるものだって考えている人もいるけど、実際にはそうじゃないのよ。

なお、ヴィッキーはクリスの死後、クリス・コーネルの名前を冠した音楽セラピーを開設した他、クリスの記念碑の制作に動いていることも明かしている。

インタビュー映像は「ABC News」の公式サイトから見ることができる。