同ドラマは新井英樹の漫画『宮本から君へ』が原作で、文具メーカー「マルキタ」の新人社員、恋にも仕事にも不器用な宮本浩が営業マンとして、人間として、成長していく青春ストーリー。主人公の宮本浩役を演じるのは池松壮亮、監督は映画『ディストラクション・ベイビーズ』で第69回ロカルノ国際映画祭にて新進監督コンペティション部門・最優秀新進監督賞を受賞した真利子哲也が務める。
なお、新井英樹はエレファントカシマシの大ファンを公言しており、主人公・宮本浩は、宮本浩次(Vo)の名前が由来となっている。
【宮本浩次 コメント】
真利子監督のこのドラマにかける熱意はすごかったし
真利子監督の主演池松壮亮氏への想いはさらにすさまじかった。
彼らの情熱が私にも移りました。
気合いで駆け抜けました。
この名作マンガの主題歌を歌えることが誇らしいし
真利子氏のドラマにかける思いはとてもピュアでした。
自分たちのもっているものすべてをこの曲に注ぎ込みました。
快心の作です。
【池松壮亮 コメント】
――「宮本から君へ」で宮本を演じるにあたっていかがでしたか?
僕自身が宮本浩をやれるだけの器、人間性があるのかどうか、日々自分自身に問い続けた2ヶ月間でした。それくらい難易度の高い役でした。
22歳で原作に出会い、衝撃を受けました。それから宮本浩という人は、僕にとって他のどの歴史上の人物よりも星であり、ヒーローでした。人としての力、生き様を物凄く尊敬していました。間合い、台詞一つ一つのニュアンスに宮本浩の人間性が浮かび上がると思ってやっていました。「宮本から君へ」は、これまで取り組んできた作品の中でもかなり強敵で、日々模索しながらも、敬意を込めて映像化したいと思っていました。
――坊主になるシーンも
この作品以外で坊主にする事はよっぽどのことがない限りないでしょう笑
自分で言うのもあれですが、思いのほか漫画のキャラクターに似ていて、1人ほくそ笑んでしまいました。
――主題歌はエレファントカシマシが担当
僕にとってエレファントカシマシさんはとても偉大です。直接お会いした事はありませんが、その歌に何度となく救われ、鼓舞されてきました。隠れファンです。宮本浩はもともと名前の由来が宮本浩次さんからきています。今回、とんでもなくいい主題歌があがってきて本当に感激しています。
「剛者(つわもの)どもの夢のあと 21世紀のこの荒野に 愛と喜びの花を咲かせるぜ」という凄い歌詞があるんですが、この一文に、90年代に新井先生が書いた「宮本から君へ」を今やる意味と可能性が隠されているように思い、自分自身が「宮本から君へ」に取り組む想いとリンクして、また救われました。主題歌も合わせて楽しみにして頂ければと思います。
【新井英樹 コメント】
真利子監督、池松くんはじめ役者さんスタッフの方々の熱意
本当にすごかったです
同じ表現者として頭の下がる思いと感謝しかありません
もう『宮本』はボクのものじゃないと思ってます
原作への思いでいうと撮影現場ではボクが一番外野でしたから
これって幸せな経験ですよ
池松くんの宮本、池松?ってくらい驚かされました
ヒロイン(まだ公表できないのかな?)ずっと大好きです
真利子くん、これからも絶対支持してくよ
どうか皆さん『宮本』を好き勝手、捨て石なり踏み台なりにしてください
●番組情報
ドラマ25『宮本から君へ』
放送日時:2018年4月6日(金)放送スタート 毎週金曜深夜0時52分~1時23分
放送局:テレビ東京、テレビ大阪 ほか
原作:新井英樹『定本 宮本から君へ』1巻~4巻<太田出版>
主演:池松壮亮
脚本:真利子哲也
監督:真利子哲也
主題歌:エレファントカシマシ“Easy Go”
チーフプロデューサー:大和 健太郎(テレビ東京)
プロデューサー:藤野 慎也(テレビ東京)、清水 啓太郎(松竹撮影所)、加藤賢治(松竹撮影所)
制作:テレビ東京 / 松竹撮影所
製作著作:「宮本から君へ」製作委員会