オジー・オズボーンが「Metal Hammer」のインタビューに答え、モーターヘッドのフロントマンであるレミー・キルミスターとの最後の会話について明かしている。
2015年の12月にガンとの闘病の末逝去したレミー・キルミスターだが、オジーは生前のレミーと話した最後の人々の一人だったのだと以下のように語っている。
レミーが亡くなった日に電話したんだよ。彼がもう長くないことを知ってたからね。
彼は俺の声さえ分からなかった。わざわざ「オジーだよ、レム」って言う必要があった。
電話の向こうからは、ただ喉を鳴らすような声がしてさ。俺は「レミー、マジで頼む、持ちこたえてくれ。今行くから」って言ったんだ。
しかし、妻のシャロンとレミーの元に急いで駆けつけようとしたオジーがレミーの最後を看取ることは叶わなかったという。当時について、オジーは以下のように回想している。
俺はシャロンに「いいから早く車に乗れよ。彼の家に行くぞ」って言ってさ。それでさあ出掛けるってところで、彼女が出てきて言ったんだ。「もう急がなくていい。彼は亡くなったわ」ってね。
自身初となるアメリカ・ツアーをモーターヘッドと共に回ったオジーだが、その思い出についても「あれは墓場まで持っていく思い出だね。いい時間だったし、みんないい奴だった。正直彼らが恋しいよ」とコメントしていたようだ。
なお、オジーは“Mama, I’m Coming Home”や“I Don’t Want to Change the World”、“See You on the Other Side”などのヒット曲をレミーと共作している。
オジーはレミーが亡くなってすぐに追悼文を発表し、レミーを「戦士であり伝説」と言い表わしていた。