RO JACKのファイナルイベントにて、優勝アーティスト発表の緊張の瞬間を観た

RO JACKのファイナルイベントにて、優勝アーティスト発表の緊張の瞬間を観た

年明けからエントリーがスタートした、ロッキング・オンが主催するバンド・アーティストのオーディション「RO JACK for ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018」。この優勝発表イベント「RO JACK SUMMER FINAL 2018」が渋谷duo MUSIC EXCHANGEで開催された。

選考フローが大きく変わり、月ごとに入賞アーティストを発表した今回のオーディションは、応募期間がこれまでの倍に伸びたことで、エントリー数が過去最大を記録。この日は、FM802のDJ飯室大吾の司会のもと、全国から集まった総勢20組の入賞アーティストが登壇、さらに昨年の入賞アーティスでもあるユアネスTHE LITTLE BLACKによるゲストライブが繰り広げられたのち、今回の優勝アーティストが発表された。

ゲストライブで、昨年のこのイベントにエントリーアーティストの立場で参加した2組は、当時を振り返り、「正直、結果が気になって、ライブどころじゃないと思う」(ユアネス・黒川侑司)、「優勝アーティストは事前に知らされてると思ってるかもしれないけど、ガチだから」(THE LITTLE BLACK・のび太)と、MCで語った。その言葉のとおり、入賞アーティストたちは、イベントの最後に控える優勝発表の瞬間を緊張の面持ちで待っていた。

それぞれ独自の世界観を持ち、ハイレベルな楽曲が生み出すアーティストのなかで、見事グランプリを勝ち取ったのは、SUGARLUNG、長靴をはいた猫、マッシュとアネモネ、ヤングオオハラ、Wonder Wallの5組。優勝アーティストにトロフィーとパネルが授与されると、『ROCKIN'ON JAPAN』編集長の小栁大輔が、「本当に難しい選考だった。あえて選考基準を言うならば、いまこの年齢の自分たちが歌うなら、こうでなければならない、というものがあるか」と総評。それが、とりわけ強く感じられたのが優勝した5組ということだろう。

なお、優勝アーティストはこの夏に開催されるROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018に出演するほか、7月15日(日)に開催されるロッキング・オン初のサーキットイベント、JAPAN'S NEXT 渋谷JACK 2018 SUMMERにも出演する。

優勝を勝ち取ったアーティストには、2つのステージで素晴らしいライブを見せてくれることを期待しつつ、惜しくも涙を飲んだアーティストにも、この経験をバネに今後さらに飛躍してほしいと思う。そして、今回のオーディションで「これぞ!」と思う才能に出会えたリスナーには、今後どのように彼らが成長してゆくか、ぜひ注目してもらいたい。(秦理絵)



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