ジェーンズ・アディクションのギタリストであり、レッド・ホット・チリ・ペッパーズの元メンバーでもあるデイヴ・ナヴァロが、自身のポッドキャスト「Dark Matter」にてジョン・フルシアンテとの思い出を明かしている。
「Loudwire」によれば、どちらもかつてはレッド・ホット・チリ・ペッパーズの一員だった2人だが、それ以外にも薬物乱用の問題を抱え、時期は重ならなかったものの同じリハビリ施設に入っていたことが共通点だという。
ナヴァロは、フルシアンテが薬物治療に取り組むなかで自分に助けを求めてきたことを明かし、彼がギターを必要としていた当時のことを以下のように振り返っている。
俺は(スラッシュと同じ)サンバーストのレス・ポールを持っててさ。というのも、当時はガンズ・アンド・ローゼズへの加入を考えてたんだ
しかし、ナヴァロは「懲りずにドラッグをやっていたか何か」で加入のタイミングが合わず、そのギターをフルシアンテに貸すことにしたのだという。
そのレス・ポールを施設に持っていって、彼と少し話をして、それ以降そのギターを見ることはなかったよ。施設を出たんだと思うけど、彼に何があったのかは分からない。そして人生は続き、俺はチリ・ペッパーズを抜けることになり、ジョンの行方も分からなかった。
その10年後、フルシアンテから電話がかかってきて「家を訪ねたい」と申し出てきたそうだ。実際にフルシアンテが訪ねてきた際のことを以下のように語っている。
彼が来て、ドアをノックすると、ギターのケースを持っていた。ギタリストがギタリストの家にギターを持ってくるのは珍しいことじゃないけどね。
彼がケースを開けると、黒のレス・ポールが入ってたんだ。そして「これを君にあげたかったんだ。というのも昔、君がくれたレス・ポールを売ってドラッグを買ってしまったんだ。だからちゃんとしたかった」と言うんだ。俺は「ワオ」って感じだったよ。
なお、ナヴァロはいまだにそのギターを大切に所有しているという。
レッド・ホット・チリ・ペッパーズの記事は現在発売中の『ロッキング・オン』8月号に掲載中です。
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