ラナ・デル・レイが、初開催となるイスラエルの音楽フェスティバル「Meteor Festival」への出演を決め、自身初となるイスラエルでのライブを行うことが分かった。
この出演決定に対し、イスラエルへの文化的なボイコットを訴える団体などから反対の声が上がっていた。
こうした声に対し、2014年に初のイスラエル公演を予定していたものの結果的に中止することを選んだ経緯のあるラナは、今回の自身の決断について以下のような声明を発表している。
「そこにいるキッズのために、愛に溢れるエネルギーを持って平和をテーマにパフォーマンスをするという意図で参加を決めました。同意してもらえないとしても納得です。私には双方の言い分がわかります」
「思い出していただきたいのは、テルアビブでパフォーマンスすることは、政治的声明でも当地の政治に関与することでもないということです。それは、ここカリフォルニアで歌うことが、現政権の見解や時に非人道的な政府の行為と私自身の意見が一致しているわけではないのと同じことです」
そしてこの声明に対して、イスラエルへの文化的かつアカデミックなボイコットを求める団体「PACBI(Palestinian Campaign for the Academic and Cultural Boycott of Israel)」は次のような声明を発表。「PACBI」からのこの声明に対するラナのコメントなどはまだ発表されていない。
「我々はあなたに再考を求めます。私たちは、あなたがアパルトヘイト下の南アフリカでも演奏したのではないかと疑ってしまいます。それと同様に、アーティスト達はアパルトヘイト下のイスラエルで演奏することを拒否しているのです。
どうか私達の非暴力によるピケットラインを尊重し、Meteorへの出演をキャンセルしてください」
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