レッド・ツェッペリン、“Stairway to Heaven”の盗作疑惑を巡る裁判が再審理に

レッド・ツェッペリン、“Stairway to Heaven”の盗作疑惑を巡る裁判が再審理に

レッド・ツェッペリンの代表曲“Stairway to Heaven”の著作権を巡る争いが再燃し、裁判のやり直しが命じられたことが明らかになった。

「Billboard」によると、現地時間9月28日、第9巡回控訴裁判所がバンド側が勝利した一審の判決を一部無効とし、裁判のやり直しを命じたとのことだ。

この裁判は元々、1960年代後半にスピリットの“Taurus”を作曲し、すでに亡くなっているソングライターのランディ・ウルフ(ランディ・カリフォルニアとして知られる)の管財人を務めるマイケル・スキッドモアが起こしたもの。

2016年6月には、2つの曲の類似性についてスピリットのメンバーや音楽学者、その他の証人と並びレッド・ツェッペリンのメンバーであるジミー・ペイジロバート・プラントが証言に立ち、レッド・ツェッペリン側が勝訴した。なお、この際陪審員たちは著作権の関係で“Taurus”を聴くことができなかったという。


そしてこの度、控訴審は、陪審員団は著作権で保護されない音楽的要素に関して、及びオリジナリティに関しての誤った情報を与えらえたとしている。

さらには、旧著作権法下で保護された未発表の音源が保護される範囲は著作権局に委ねられ、また“Taurus”をかけること自体は本質的な類似の証明にはならないとしながらも、レッド・ツェッペリンが“Taurus”を利用したかどうかを実演する目的で、いずれにしろ裁判でこの音源がかけられるべきであったと結論づけている。
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