神様、僕は気づいてしまったが、10月17日(水)に両A面シングル『ストレイシープ/匿名』をリリースする。
“ストレイシープ”を東野へいと(G)が、“匿名”をどこのだれか(Vo・G)が詞曲を担当しており、ともにバンドにとって初の映画挿入歌となっているほか、“52Hz”、“青春脱出速度”という2曲のカップリング曲も収録される今作について、発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』11月号では、メンバー4人全員へのロングインタビューを掲載。
昨年のブレイクから現在に至るまでのバンドの変化、逆に久々のシングルでも変わらないバンドの本質について、赤裸々に語ってくれた。
その中から発言の一部をお届けする。
インタビュー=小栁大輔
これまで東野に頼り切りだったのはやっぱり正直なところあって。今回入ってる“52Hz”とか“匿名”とか、今僕と一緒に作ってる曲とか、バンドとしてもっと活動的にやっていかないかっていう話になって。彼が作った曲に僕らが手を加えるんじゃなくて、自分たちが自発的に出し合ってやっていこうみたいな感じになってます(どこのだれか)
自分で言うのもあれですけど、第三者が受け取ったままの印象っていうか、色物みたいなバンドをやるのかなあと思ってたのが、思ったよりちゃんとバンドできそうなメンバーだ、みたいな(東野へいと)
最近は持っていったフレーズが前ほどいじられなくなったというか。そういうところからやっぱり変わってきてるんだなあって感じたりしてますね。もっと自分から、これ出していったほうがよくなるというか、バンド的に今求められてる方向に行けるんだろうなっていうのは感じてますね(蓮/Dr)
超個人的なものが普遍性をたまたま持っていたみたいなところがある(和泉りゅーしん/B)
ひとりで「うるせえ!」っつって舵を切るのもバンドっぽいかなあとも思ったんですけど、ひとりで走って方向感覚がわからなくなるほうが怖いなあと思って。他の人の声に耳を傾けてみないとなあっていうのが『CQCQ』のあとぐらいにあって、それを今実際に行動に移してもらってる感じというか、そういう過渡期に入ってます(東野へいと)