イアン・ギランが語ったディープ・パープルが向かう終着点―― 「今すぐではないがいずれ終わる。始まりではなく終わりに近づいているんだ」

イアン・ギランが語ったディープ・パープルが向かう終着点―― 「今すぐではないがいずれ終わる。始まりではなく終わりに近づいているんだ」 - 『rockin'on』2018年11月号より『rockin'on』2018年11月号より

10月14日(日)の東京公演から、名古屋、大阪、広島、福岡を回るジャパン・ツアーを開催するディープ・パープル

『ロッキング・オン』11月号では、「The Long Goodbye」と題された同ツアーを直前に控え、イアン・ギランに行ったインタビュー記事を掲載している。

1972年8月に初めて来日公演を行ったディープ・パープルだが、それまでバンドを観たことがなかった日本人を前に、一体どんな心境だったのだろうか。イアンは以下のように語った。

日本人同様、僕らだって何もわからなかったよ。生まれた国の文化しか知らず、誰一人として海外に行ったこともなかったのが、突然もの凄いスピードで目の前に世界が広がったんだ。そんな中で出会った日本文化はいい意味でショッキングだった。行動パターン、伝統、食事……すべてが違う。最初は理解できなかった。

コンサートでも日本独自の慣習があって、とにかく礼儀正しい。1曲目の後、何も反応がないのは「楽しめてもらえてないからか?」と焦ったら、誰か一人の拍手を合図に会場全体が拍手の嵐となった。で、誰かが拍手を止めると今度はピタッと鳴り止む。他の国なら徐々に盛り上がっていくもんだが、日本人は完璧に全員の統制がとれてる。

(中略)ちょっと戸惑ったよ。今もそういうところは変わってないけどね。でも何よりも日本から感じたのは愛情だ。初来日時に知り合い、今も付き合いがある友達もいるよ。だから何年経っても「また日本に行ける」のが楽しみなのさ。


また、これがバンドにとって最後のワールド・ツアーだと感じているファンもいるように、今回、ツアー・タイトルを「The Long Goodbye」としたのには何か理由があったのだろうか。

「フェアウェル・ツアー」ではなく「ロング・グッドバイ・ツアー」にしたのには理由がある。つまり「始まりではなく、終わりが近づいている」ことを知らせたかったんだ。

ここ数年でバンド全員がなんらかの形で体調を壊し、イアン・ペイス(Ds)は心臓発作に見舞われた。徐々に終わらせることを考えた方がいいかもしれないと全員で話し合ったんだ。少なくともいずれは終わらねばならないことを認めよう、ファン以上に自分たちもその心の準備をしよう、とね。

なぜなら生涯続けてきたことを突然止めるのは、止める方としても楽ではないんだ。だから「ロング・グッドバイ」なんだ。今すぐではないが、いずれ終わる。始まりではなく終わりに近づいているんだ。


記事ではその他にも、イアンが1973年にバンドを脱退した理由や、バンドの元ギタリスト、リッチー・ブラックモアとの関係についても語られている。

いつか迎える終わりの時に向け、ディープ・パープルの全キャリアをかけてライブに臨むイアン・ギラン、そのインタビュー全文はぜひ『ロッキング・オン』11月号で確かめてほしい。



イアン・ギランのインタビュー記事は現在発売中の『ロッキング・オン』11月号に掲載中です。
ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

イアン・ギランが語ったディープ・パープルが向かう終着点―― 「今すぐではないがいずれ終わる。始まりではなく終わりに近づいているんだ」 - 『rockin'on』2018年11月号『rockin'on』2018年11月号
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