ヴァン・ヘイレンはキッスに加入寸前だった? ポール・スタンレーがジーン・シモンズによる噂を完全否定

ヴァン・ヘイレンはキッスに加入寸前だった? ポール・スタンレーがジーン・シモンズによる噂を完全否定

キッスのポール・スタンレーが、バンドメイトのジーン・シモンズが広めていた、エディ・ヴァン・ヘイレンが1982年にキッスに加入寸前だったという噂を否定している。

「Ultimate Classic Rock」によると、この噂はエディがシンガーのデイヴィッド・リー・ロスに不満を抱きキッスへの加入を希望したというもので、2012年にシモンズは次のように語っていたという。

だから俺は(エディを)ランチに誘ったんだよ。それで彼は実際俺に「キッスに入りたい。ロスには我慢ならない。あいつのせいで頭がおかしくなりそうだ」と言ったんだ。

俺はそれに対してこう言った。自分が言ったことを誇らしく思ったけどさ。「キッスなんか入るな。自分が始めたバンドにいろよ。ここには君の役目はない。君の存在は大きすぎて、キッスのギタリストになったら大きな影を落とすことになる」とね。

そして彼は自分のバンドに戻り、その後20、30年間惨めだったというわけさ。でも入ってもうまくいかなかったと思うよ。かすりもしなかっただろうね。



そして最近行なわれたイベント「Kiss Kruise」の質疑応答コーナーでこの噂について訊ねられたスタンレーは、以下のように答えたとのこと。

いや、エディ・ヴァン・ヘイレンはキッスに加入寸前ではなかったよ。あの時おそらく(ヴァン・ヘイレン内に)不和が起こっていて、彼はただ(俺たちのスタジオに)様子を見に来たんだ。

その時に“Creatures Of The Night”のソロにかなり圧倒されてたのを覚えてるよ。彼は「あの“Creatures”でソロを弾いてる男を連れてきてくれ」と言ったんだ。

ミスター・ミスターというバンドのスティーブ・ファリスという男で、ヒット曲も多かったね。あのギタリストはすごかった。


さらにスタンレーは、その当時エディがキーボードに夢中になっていたことについて次のように言及したという。

彼は当時自分が取り組んでいた曲のテープを持ってきてたんだ。それで俺は、こいつは確かとんでもなくすごいギタリストだったよなと思ってさ。「エディ、キーボードで何してんの?」って訊いたんだよ。

でもそれが“Jump”とその後に続く楽曲群の始まりだったんだよ。とにかくエディがキッスに入ることになってたこともなければ、加入寸前だったこともなかったよ。


ポール・スタンレーがヴァン・ヘイレンについて語る動画はYouTubeで観ることができる。
https://www.youtube.com/watch?v=Cpl1lIPp1RQ
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする