宇多田ヒカルの泣きそうな笑顔の歌にさいたまスーパーアリーナで包まれた

宇多田ヒカルの泣きそうな笑顔の歌にさいたまスーパーアリーナで包まれた
宇多田ヒカルの楽曲には、いつも悲しみと喜びが手を繋いだり抱き合ったりしてひとつになっている。
だからこそ彼女の歌を聴いていると心地良く自分らしくいられて、ここに心の居場所があると感じる。
それは20年前に彼女の音楽に出会ってからずっと変わらない。

今回のツアーは彼女にとって8年ぶりのライブなのに、いや、8年の時間があったからこそ彼女が今までで一番ステージに立っていることを自然に受け入れて歌っていると感じた。
その泣きそうな笑顔のような歌がどこまでも純度高くライブ空間に広がっていて、宇多田ヒカルにしか生み出せないあまりにも尊い時間がそこにあった。

もしかしたらこれからも彼女は当たり前のようにライブをすることはないのかもしれない。
でもきっとこれからも彼女は自分らしい人生を歩み、その本質を見つめる悲しみと喜びがひとつになった楽曲をたくさん生み出して、またいつかステージに立ってくれる。
そう強く感じた。(古河晋)
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