初来日から45年を迎え、3年ぶりとなる来日公演を行うエリック・クラプトン。
『ロッキング・オン』4月号では、今回で22回目の来日を果たすエリック・クラプトンについて、ロング・インタビューのほか、ザ・ヤードバーズからクリーム、ソロにおけるまでの全42作品のディスコグラフィーなど、42ページにわたる総力特集を掲載している。
ロング・インタビューでは、ザ・ヤードバーズ、クリーム、デレク・アンド・ドミノス、そしてソロまで、全キャリアをクラプトン自身が語った内容となっている。
ジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズについて語る項では、インタビュアーからジェフ・ベック、ジミー・ペイジなど当時のライバルは誰だったかと訊かれると、クラプトンは以下のように答えた。
そういう視点はなかったよ。僕は誰とも競争してるつもりはなかった。正直、ヤードバーズを辞めた時点では、ジェフ・ベックに関してもほとんど知らなかったからね。
僕は彼がザ・トライデンツにいた時に、クラブでプレイしてるのを観に行ったことがあるんだけど、それはグレイトだったよ。彼は間違いなく、昔も今もパイオニアだ。
そして、ソロとして活動を始めた70年代を振り返る項では、栄光も挫折も経験し、それら全てが多くの人に認知されていることについて奇妙ではないかと訊かれると、彼は以下のように語った。
(中略)自分でも、どうやってここまで生き延びられたのか不思議になるよ、特に70年代はね。
実際一度、セント・ポール(ミネソタ州)の病院にヘリで担ぎ込まれたこともあったんだ、僕がどう見ても死にかけてるってことで──その時は潰瘍が3つできてて、そのうちのひとつから出血してね。ブランデーをボトル3本空けて、ひとつかみかそこらのコデインを服って、あわやこの世からチェックアウトさ。
でも自分じゃ、そんなことまるで覚えてなかったんだから。今ここにこうしていられるのは、僕自身奇跡だと思うよ。
インタビューのほかにも、1974年のクラプトン初来日から全ての日本公演を支えてきた、ウドー音楽事務所 代表取締役の高橋辰雄氏へのインタビュー、そして公開中の映画『エリック・クラプトン~12小節の人生~』のフィルム・レビューも合わせて掲載している。
その人生をかけて、ブルースに身を捧げてきたエリック・クラプトンとは、改めてどんな人物であり、アーティストなのか。
来日公演の予習も含め、ぜひ『ロッキング・オン』4月号をチェックしてみてほしい。
エリック・クラプトンの特集記事は現在発売中の『ロッキング・オン』4月号に掲載中です。
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