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    サーフ・ロックの先駆者、ディック・デイルが逝去。ブライアン・ウィルソンらが追悼コメントを発表

    サーフ・ロックの先駆者、ディック・デイルが逝去。ブライアン・ウィルソンらが追悼コメントを発表

    サーフ・ロックの先駆者として知られるギタリスト、ディック・デイルが亡くなったことが明らかになった。

    「The Guardian」の報道を元に「BBC」が報じたところによると、デイルは現地時間3月16日の夜に息を引き取ったという。81歳だった。

    デイルは1962年、米テレビ番組「Ed Sullivan Show」でギリシャ民謡“Misirlou”を自身のバージョンで披露。その後30年以上が経ち、クエンティン・タランティーノ監督による映画『パルプ・フィクション』のオープニングで同楽曲が使用されたことで一躍有名となった。



    なお、2012年に「Vice News」が行なったインタビューで、当時75歳だったデイルはガンと糖尿病の闘病について語っており、医師の忠告に反して演奏を続ける理由を次のように話していたという。

    彼らは2度とステージに上がってはいけないと言うんだ。演奏すべきじゃないってね。でも僕の体のために必要な医療費が月3000ドル以上もかかるんだよ。


    デイルの訃報を受け、ブライアン・ウィルソン、ジョー・ボナマッサらが以下のようにコメントしている。

    ブライアン・ウィルソン

    「ディック・デイルの訃報を訊き残念です。ディックのギター・プレイは我々みんなに大きな影響を与えたし、僕らは63年の『サーフィンU.S.A.』で彼の“Misirlou”をカバーしたんだ。どうかディックの家族に愛と慈悲を。

    セス・ローゲン(俳優、コメディアン)

    「かつて車で1時間半かけて、ディック・デイルが競馬場で行なったライブを観に行ったことがあって、素晴らしかった。どうか安らかに」

    ジョー・ボナマッサ

    「ディック・デイルよ、安らかに。本物のオリジナルであり、カリフォルニアのサーフ・カルチャーとアメリカを象徴する人物であり、最上級の紳士だよ」

    チャックD
    「ディック・デイルはドープだった。レスト・イン・ビーチ」
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