ザ・リバティーンズ、ベイビーシャンブルズとしても活動するピーター・ドハーティが率いる新たなバンド、ピーター・ドハーティ・アンド・ザ・ピュータ・マドレスが5月にセルフ・タイトル・アルバムをリリースした。
『ロッキング・オン』7月号では、同アルバムについてピーター・ドハーティに訊いたインタビューを掲載。アルバムのリリース・パーティー中に行われたこともあり、ギタリストのジャック・ジョーンズが途中参加するなど貴重な内容のインタビューになっている。
リバティーンズやベイビーシャンブルズでもソングライティングを担ってきたピーターだが、それらのバンドと今回のザ・ピュータ・マドレスとの活動には、やはり違いはあるのだろうか。
うん、もうまるで違うものだよ。(中略)たとえば、俺たちのこれまでのアルバムでは、いつもある決まった時間にスタジオに入らなくちゃならなくて、スタジオを出なきゃならない時間も決まってて、昼休みは何時とか、すべてがそうやって決まってたんだけど、今回のアルバムに関してはそういうスケジュールは決めてなくて、今がその時だという感触があった時にレコーディングするっていうものだったんだよ。
感じること、ある種の核心の周りから感じ取れるものを察知して、なにかいい感触をつかんだ時、その時こそがなにかを制作する時だったんだ。(中略)音楽はスケジュール通りに動かすことはできないものなんだから。
では、これまで活動してきたそれぞれのバンドの役割や意味は、ピーターの中でどう区別されているのだろうか。ピーターは以下のように答えた。
たとえば、ザ・リバティーンズというのは、常にセールスの見込みの高いベンチャーだったともいえるんだよ。というのも、駆け出しの頃の俺たちは有名になって成功したがってたし、それを実現していくための使命として、あのバンドの活動に邁進していたっていう感じだったんだよ。
でも、今度のプロジェクトは、もっと自分が本当にやりたいものを素直に追求したものなんだ。だから、それぞれのバンドの違いというのは、どれもまるで異なる言語を話しているようなところがあって、そんな違いがあるんだよ。
インタビューではその他、アルバム収録曲の制作秘話や、ピーターがブレグジット(イギリスのEU離脱問題)の話題にも触れられている。
途中、何故か日本の犬(おそらく秋田犬)を褒めたり、予測不能なキーワードも飛び出す同インタビュー、ぜひ『ロッキング・オン』7月号でその全容をチェックしてみてほしい。
ピーター・ドハーティのインタビュー記事は現在発売中の『ロッキング・オン』7月号に掲載中です。
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