フライング・ロータスが語る大作『フラマグラ』完成までの軌跡。「クレイジーのためのクレイジー・アルバムはもうやめにしたかった」

フライング・ロータスが語る大作『フラマグラ』完成までの軌跡。「クレイジーのためのクレイジー・アルバムはもうやめにしたかった」 - 『rockin'on』2019年7月号より『rockin'on』2019年7月号より

5月22日にニュー・アルバム『フラマグラ』を日本先行でリリースし、9月には単独来日公演を行うことが決定したフライング・ロータス

『ロッキング・オン』7月号では、国内盤だとボーナス・トラック含め全28曲もの大作となったアルバムについて、フライング・ロータスことスティーヴン・エリソンへ行ったインタビューの模様を掲載している。

ケンドリック・ラマーらが参加した前作『ユーアー・デッド』から実に5年ぶりとなる今作だが、ヒップホップ的な要素が色濃く感じるアルバムには何かテーマや意図などはあったのか、彼は以下のように答えた。

とりあえずはっきり感じてたのはジャズ・アルバムをまた作るようなことはしたくないなってことでね。それだけはよくわかってて、『ユーアー・デッド・パート2』のようなものだけはやりたくなかったんだ。あるいはクレイジーに音を組み立てることが目的化したような、クレイジーのためのクレイジー・アルバムはもうやめにしたかったっていうか(笑)。


では、前作で追求したジャズ感については、もうやり尽くしてしまったと感じていたのだろうか。

うん、そう感じてしまったところが、やっぱりまだ俺自身はナイーヴだったっていうことでしかないんだよね。音楽について学ぶべきものはまだまだ山積していたわけだからね。

だから、やり尽くしたと錯覚した一方で、実はまだまだ学ぶべきことがあまりにもたくさん残されていたことに気付いたのが俺にとって最大の教訓となったんだ。音楽を学ぶというのは尽きることのない旅路であって、自分がある程度のことを達成したと思っても、学ぶべきことはあまりにも多いんだ。


また、今作には映画監督など、多彩な才能を持つデヴィッド・リンチも客演で参加。その参加した経緯についてもインタビューで語ってくれている。

友人であったという故マック・ミラーとのエピソードも明かされたインタビューの全容は、ぜひ『ロッキング・オン』7月号でチェックしてほしい。



フライング・ロータスのインタビュー記事は現在発売中の『ロッキング・オン』7月号に掲載中です。
ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

フライング・ロータスが語る大作『フラマグラ』完成までの軌跡。「クレイジーのためのクレイジー・アルバムはもうやめにしたかった」 - 『rockin'on』2019年7月号『rockin'on』2019年7月号
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