YouTube Musicとユニバーサル ミュージック グループが、時代を象徴するミュージック・ビデオの数々をリマスターする取り組みを発表したことが明らかになった。
「Pitchfolk」によると、同イニシアチブは来年にかけて1000本近くのミュージック・ビデオをアップグレードする計画で、毎週複数の作品を公開していくという。最初にリマスターされるビデオには、ニルヴァーナの“Smells Like Teen Spirit”他、ビースティ・ボーイズ、ジャネット・ジャクソン、レディー・ガガ、トム・ペティの楽曲が含まれるという。
傑作ビデオの多くは、今では時代遅れとなったフォーマットに合わせて作られており、今の高解像度の画面上では画質も音質も悪い。「The New York Times」によれば、それらのビデオをリマスターするには、オリジナル・フォーマットの素材を使って再作成することが必要で、骨の折れるアーカイブ化の作業だという。ユニバーサルのコンテンツ事業責任者は「The Times」の取材に対し、「フィルムをはじめDigibeta、HDCAM、Cフォーマット、D2とあらゆるフォーマットで撮影された素材があり、それが編集段階のフォーマットと必ずしも同じではないんです」と語ったということだ。
ニルヴァーナ、ビースティ・ボーイズら、傑作MVが美しく生まれ変わる。新たなリマスター計画が発表
2019.06.20 17:00