5月に約26年ぶりとなるニュー・アルバム『40』をリリースし、1979年のデビューから今年で40周年を迎えたブライアン・セッツァー率いるストレイ・キャッツ。
『ロッキング・オン』7月号では、およそ四半世紀ぶりに発表された新作について、ブライアン・セッツァーに訊いたインタビューの模様を掲載している。
長いスパンを経てリリースされたアルバム『40』だが、メンバー3人ソロでの活動もこなしていた中で、一体どのような経緯で制作へと至ったのだろうか。
ジムから電話がきたんだ。ただ単に友達としてかけてきて、野球のこととか、たわいもない話をしてたんだけど、「そういや40周年なんだよな」って言うから、俺は「そうなのか?!」となってさ。
その後リーとも電話で話したら、あいつは最初にやったギグを正確に覚えてた。それで俄然盛り上がって、もし俺がアルバム用に曲を書いたら、レコーディングしてツアーをやることに興味はあるかい?って2人に訊いて、そこから全てがスタートしたんだ。
デビュー当時、ロカビリー・ミュージックに再び光を当てたストレイ・キャッツは、本国アメリカより先にパンク・ムーブメントが巻き起こっていたイギリスにてブレイクした。
ジョー・ストラマーとも親交のあるブライアンだが、パンク・ミュージックについてはどのような印象を持っていたのであろうか、以下のように答えた。
パンクは好きだったよ。パワフルでシンプルで、しかもあのアティテュードだろ。70年代の音楽は、俺にとってはあまりに大げさなものになってたからね(笑)。パンクのエネルギーが好きだったんだ。パンクには共感できたし、音楽がエネルギーを取り戻したって思えたよ。
インタビューではその他、26年を経て、バンドについて改めて気付いたことや、「最高のロカビリー・バンドで、偉大で小さなバンド」とストレイ・キャッツを表現するなど、未だ最前線で音楽活動を続けるそのバイタリティが感じられる内容となっている。
『ロッキング・オン』の長い歴史において、意外にも初登場となったブライアン・セッツァーの貴重なインタビューを、ぜひチェックしてほしい。
ストレイ・キャッツのインタビュー記事は現在発売中の『ロッキング・オン』7月号に掲載中です。
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