OKAMOTO'Sが10年かけて日本武道館に立った2010年代は素晴らしい

OKAMOTO'Sが10年かけて日本武道館に立った2010年代は素晴らしい
OKAMOTO'Sがなぜ10年かけて日本武道館に立てたか、点数を稼ぐことや、敵から奪い取ることや、陣地を確保することばかりを教えてきた大人たちにはきっとわからないだろう。
2010年代は音楽を取り巻く世界の中でも、当たり前にあると思っていたものがたくさん消えていった10年だった。
でもその中で消えなかったものは、本物の熱とか心とか夢とか欲望を芯として持っているものだった。
その消えなかったものとOKAMOTO'Sのロックは似ている、今日の日本武道館のワンマンライブを観て僕はそう思った。
まっすぐな音楽への愛と、お客さんへの感謝と、メンバー同士の絆とか友情という言葉すらいらない一緒にいくらでも音楽にまみれながら遊んでいられる関係。
それだけで日本武道館いっぱい分は余裕で満腹。
でも、もっと素晴らしいのは彼らが中学校の音楽室の時から持っていた輝かしいものは、悩んでもふざけてもちゃんとOKAMOTO'Sであり続けてきたからこそ、全く削られていないことだ。
まだまだどこまでもOKAMOTO'Sが走り続けられる、それは間違いなくバンドだから見せることができる夢と希望なのだ、心の中の「BOY」を失くした大人にはわからなくても。(古河晋)
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