クリームのドラマーとして知られるジンジャー・ベイカーが、入院先の病院で「危篤」状態であることが家族からの声明で明らかになった。
「Consequence of Sound」によると、現地時間9月25日の午後、ベイカーの公式Twitterに家族が短い声明を投稿し、次のように綴ったという。
「ベイカー家一同より、悲しいことに入院中のジンジャーが危篤であることをお知らせします。どうか今夜は彼のためにも祈りを捧げてください」
今年の8月で80歳になったというベイカーだが、近年はいくつかの健康問題を抱えていたようだ。2016年には開胸手術を受け、回復中に転倒し怪我をしたという。さらには、長年にわたる多量の喫煙が原因で、COPD(慢性閉塞性肺疾患)および変形性関節症からくる慢性的な腰痛も患っていたとのことだ。
ベイカーは、エリック・クラプトン、ジャック・ブルースと共にクリームを結成。バンドは1966年から1968年にかけてわずか3年しか活動していないが、バスドラムを2つ使用するスタイルや、アフリカン・リズムを取り入れた功績などが評価されている。