TOTOが、現地時間10月20日にフィラデルフィアで開催するライブを最後に、活動を休止することが明らかとなった。
「The Morning Call」のインタビューを報じた「PLANET ROCK」によると、TOTOの活動休止についてスティーヴ・ルカサーは次のように語っていたという。
未来の先がどうなるかは未知だが、フィラデルフィアが最後のライブになるのは分かってる……当分はね。そして間違いなく、この体制でのTOTOは終わりだ。
この発言の理由の一つとして、ルカサーは過酷なツアー生活を挙げ、「バンドが町から町へ魔法のように飛んでいって、豪華な生活を送っていると思われてる。切り詰めてツアーをしてる訳じゃないが、私のように1年のうち230日も家族と離れて過ごすのは負担なんだ」とコメントしていたそうだ。
また、キーボードのデヴィッド・ペイチがヨーロッパ・ツアー中に体調を崩し、2018年の北米ツアーからの離脱を余儀なくされたことについても以下のように触れている。
デヴィッドが発作か何かを起こして、彼は健康を理由にツアーを引退しなくちゃならなかった。明らかにデヴィッドは無理をしすぎて体調を崩した。そういうことなんだ。
その他にも、ルカサーはTOTOのドラマーだった故ジェフ・ポーカロの妻Susan Porcaro-Goingsにより、2018年に著作権料を求める訴訟を起こされことでバンドが疲弊してしまったことも活動休止の理由だと明かしていたとのことだ。
なお、ルカサーは最後に、今回はあくまで活動休止であるとして、以下のように語っていたという。
未来は予言できない。二度とTOTOの音楽をプレイするつもりはないと言ってるわけじゃない。そう言ったらバカげてるし嘘になるからね。ただ、このバージョンのTOTOは10月20日で終わるということだけは言える。