ザ・ローリング・ストーンズが、バンドの音楽を無断使用し続けるドナルド・トランプ大統領に、使用禁止を求めて訴える構えを見せていることが明らかとなった。
「Consequence of Sound」によると、現地時間6月28日(日)にザ・ローリング・ストーンズと米音楽著作権管理団体BMIが、トランプ大統領に選挙運動や集会でバンドの音楽を使用しないようにとの最終警告を出したという。
BMIによると、トランプ大統領の選挙キャンペーンには政治団体ライセンスがあり、BMIのレパートリーにある1,500万を超える楽曲を使用することができるが、このライセンスはソングライターもしくはパブリッシャーが選挙キャンペーンでの使用を拒否した場合、その音楽作品をライセンスから除外するとの条項が含まれているとのこと。
すでにBMIはドナルド・トランプ大統領に、ザ・ローリング・ストーンズの音楽を無許可で使用することはライセンス合意の違反となると告知しており、「もし、この除外を無視してドナルド・トランプが執拗に楽曲の使用を続けるなら、使用禁止令を破って認可されていない音楽を再生したとして訴訟に直面するだろう」との声明を出している。
なお、2016年の大統領選挙でもトランプはザ・ローリング・ストーンズの曲を何度も無断で使用しており、最近では6月20日にオクラホマ州タルサの集会で、“You Can’t Always Get What You Want”が使用されていたそうだ。