菅田にとって、中村は同じ事務所の先輩であり同志でもあるという。同曲は、新型コロナウイルスによる自粛期間中に、全てのエンターテインメントの動きが鈍くなっているのを感じた菅田が、中村に自分たちにもモノ作りを通して何か出来ることはないかと投げ掛けたことをきっかけに音楽制作を進め、完成に至った。誰もが不安で迷いを抱えてしまうようなこの時代に、人との繋がりの中で前を向き進んでいくことを自身や仲間に語り掛けるような暖かいロックナンバーに仕上がっているとのこと。また、今回の楽曲制作に共感し、コーラスには2人と同じ事務所に所属する木村佳乃とchayも参加している。ジャケット写真には菅田、中村の手描きのイラストと文字が使用されている。
公開されたMVは、写真館を舞台に「記念撮影」をテーマにしたストーリー仕立てとなっており、菅田と中村が記念写真を撮りに行く写真館を営む男性役として、同じ事務所に所属する松坂桃李が出演している。監督は“まちがいさがし”以来のタッグとなる林響太朗が務めた。なお、今回使用されている菅田と中村の2ショット写真は、実際にMV撮影時に松坂が撮影したフィルム写真となっている。
さらに、MV制作等について語った菅田と中村のトーク動画第2弾もYouTubeにて公開されている。
【松坂桃李 コメント】
二人が曲を出すらしいと聞いていた中、事務所の先輩である中村倫也さんから、直々にMV出演のお声がけを頂き、僕は歌うことでは何もできないけれど、MV出演という形で二人の力になれるのであれば是非出たい!とお伝えし実現しました。
撮影中は仕事をしている感覚がないくらい楽しくて、何よりも初めて三人そろって撮影できたことが嬉しかったです。
僕は写真家という設定で、二人を撮影しているシーンがあり、カメラ越しに二人の姿を見ている時間がとても幸せな一時でした。
この曲にはやさしく背中を押してもらえる力強さを感じます。曲と同時にMVにも是非注目して頂ければ幸いです。
【監督・林響太朗 コメント】
朝。
カーテンから溢れる太陽。
部屋の中をぐるぐると周り、優しく照らしてくれる。
ベランダからは、少年の声、鳥のこえ、
遠くでは、電車が通過する。
ある人は、仕事に励み、
ある人は自分の好きなことにあて、
ある人は、何もしない朝を楽しむ。
「ふつう」のことが今、尊いことに気づきました。
その景色の方向に目をむけ、ゆっくりと、優しく、シャッターを切る。
今日を全力で楽しむ。
●配信情報
菅田将暉×中村倫也『サンキュー神様』
配信中
作詞:菅田将暉/中村倫也/CHI-MEY
作曲:CHI-MEY
編曲:大久保友裕
コーラス:木村佳乃/chay