レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリー、8月に他界したジャック・シャーマンに対する想いを長文メッセージに綴る

レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリー、8月に他界したジャック・シャーマンに対する想いを長文メッセージに綴る

レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリーが、8月に64歳で逝去したジャック・シャーマンに対する想いをSNSで公開している。

ジャックは、初代ギタリストでバンドのオリジナル・メンバーだったヒレル・スロヴァクの後任として、1983年にレッド・ホット・チリ・ペッパーズに加入。そして翌年1984年にリリースされたセルフタイトルのデビュー・アルバムに参加したが、その後バンドを解雇された。

フリーは自身のInstagramにジャックとの関係を振り返り、次のように想いを綴っている。


「ジャック・シャーマンの死を受け止めるのに数週間かかった。俺たちの関係は複雑で、1985年に一緒に演奏することをやめ、それ以来、稀にコミュニケーションを取る時には緊張感でいっぱいだった。彼のことを理不尽だと思うこともあったし、時には俺が彼に対して不愉快でイヤな奴みたいに振る舞ったこともあった。今朝、彼のことを考えてたら感謝の波が襲ってきた。それが紛れもない本心なんだと思う。

ジャックの家に初めて行ったとき、彼の寝室の壁には『ONE NATION UNDER A GROOVE(ファンカデリックのアルバム)』の旗が飾ってあって、“March To the Witches Castle”みたいな、今まで俺が聴いたことがないようなファンクをかけてくれた。それを再生しながらジャックは喜びを露わにしてて、俺たちは小さな子どものようにファンクの神話に夢中になった。ジャックは、俺たち(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)の曲“Mommy Where’s Daddy”で最高にイカしたギターを弾いてて、あれが俺のリズムの聴き方に永遠に影響を与えた。彼は俺に食生活や健康に食事をすること、自分の体に気を付けることも教えてくれた。

だけど何よりも、彼は俺にとって友達だった。

俺たちは育った環境もかなり違うし異なる世界観を持ってたから、相容れるのが難しいことも多々あった。だけど音楽で分かち合った興奮と、俺たちの間で湧き上がった喜びは永遠に続く。安らかに眠ってくれ、シャーマン。愛してるよ」


なお、レッド・ホット・チリ・ペッパーズはバンドの公式Instagramアカウントでも、ジャック・シャーマンの追悼コメントを発表している。
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