モーターヘッドのフロントマンだった故レミー・キルミスターが、生前、バンドメンバーに「ステージで短パンは履くな」というユニークなアドバイスを与えていたことがわかった。
「Blabbermouth」によると、モーターヘッドのギタリスト、フィル・キャンベルがポッドキャスト番組「Australian Rock Show」に出演した際、「2015年に亡くなったレミーから受けたアドバイスで、今も実践していることはありますか」と質問されて次のように答えていたという。
「長年にわたって影響を受けたことはあるよ。俺がモーターヘッドに参加したときに、レミーから一つ言われたんだ。『おい、フィル。俺は音楽面ではお前のことを100パーセント信用してるから、自分が感じたままにプレイすればいい。だけど、ステージで短パンは履くな。ブライアン・ロバートソン(モーターヘッドの元ギタリスト)は何度か俺の前で短パンを履いてたから』ってさ」
さらにフィルは、レミーから授かった他のアドバイスについても明かしている。
「レミーは、『どんなときもファンを食い物にしちゃいけない。ファンは金に見合う物を手にするべきだ』とも言ってたと思う。そのアドバイスは、いつだって正しい。(レミーのアドバイスは)常識的で分別があったし、彼はたまたまデカい音でプレイしていただけで、地に足が着いたヤツだったよ」
なお、今年6月にはレミーの人生を描く伝記映画の製作が進行していることが判明。また、10月にはモーターヘッドのアルバム『エース・オブ・スペイズ』のリリース40周年を記念し、レミーが愛したスモーク・ウィスキーの香りを彷彿とさせるキャンドルが発売されることがニュースになっていた。
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