2001年1月17日に、メタリカのベーシストだったジェイソン・ニューステッドがバンドを脱退。それから20年を経て、「Ultimate Classic Rock」が、脱退から13年後の2014年に、ジェイソンが「バンドを抜けた本当の理由」を明かしたインタビューを再び報じている。
ジェイソンは、1986年に交通事故で他界したクリフ・バートンの代わりに、メタリカにベーシストとして加入。2001年に脱退した当時は、「個人的な理由と、長年にわたり音楽を演奏してきたことで自分に及ぼした身体的なダメージ」が原因で、バンドを抜けたと述べていた。
それから13年後となる2014年に、米音楽テレビ局ScuzzTVの番組に出演したジェイソンが、メタリカを去った本当の理由について語ったという。
「今まで、この話をしたことがなかったし、実際のところ、今になって話すべきなのかわからないんだけど」と前置きし、2000年にジェイソンが結成したサイド・プロジェクトであるエコーブレインが原因だったと語っている。
メタリカのマネジメントはエコーブレインを応援してくれたが、メタリカのフロントマンであるジェイムズ・ヘットフィールドの受け取り方は違ったそうで、ジェイソンが次のように続けている。
「ジェイムズは、すべてのことを阻止しようとしたんだ。彼の目には、エコーブレインがメタリカに何らかの影響を及ぼすように見えたんだろう。俺がやってることにマネージャーたちが興味津々だったからね」
そして、数日後にジェイソンはマネージャーから、エコーブレインをサポートできなくなったとの電話を受け、サイド・プロジェクトに対するジェイムズの態度に傷ついたジェイソンが、メタリカの脱退を選んだと明かしていた。
その3年後となる2017年に、米ラジオ局WRIFの番組「Meltdown」に出演したジェイムズは、「以前は、サイドプロジェクトに対してネガティブな態度を取っていたかもしれない。サイド・プロジェクトをやるということは、俺やラーズ(・ウルリッヒ)ほど、このバンドに入れ込んでないという意味だってね。でも、そんな風に感じたり責める気持ちが嫌になったんだ」と述べ、サイド・プロジェクトに対する考えが変わったと明かしていた。
『ロッキング・オン』最新号のご購入は、お近くの書店または以下のリンク先より。