リアム・ギャラガー、エルトン・ジョンら、ビザなしでのヨーロッパ・ツアーが難しくなるとブレグジットに抗議

リアム・ギャラガー、エルトン・ジョンら、ビザなしでのヨーロッパ・ツアーが難しくなるとブレグジットに抗議

リアム・ギャラガーエルトン・ジョンをはじめとするアーティストが、ビザなしでヨーロッパ・ツアーを行うことが難しくなる、とブレグジット(欧州連合離脱)に異を唱え、抗議の公開書簡に著名したことが明らかとなった。

Metro」によると、「The Times」に掲載された公開書簡にリアムやエルトン、エド・シーランをはじめ、ポップ・シンガーからクラシック音楽の作曲家まで、100人以上のアーティストが署名したという。

その他にもクイーンブライアン・メイスティング、元ピンク・フロイドロジャー・ウォーターズザ・フーのロジャー・ダルトリーらも署名している。

その書簡では、かつてミュージシャンに約束されていたヨーロッパでの自由な移動がブレグジットにより不可能になり、労働許可証を取得するコストやその他の手続きにより、多くのツアーが実行不可能になると主張。特に、新型コロナウイルスによる音楽ライブの禁止で、生活が苦しくなっている若手ミュージシャンにとって状況が厳しくなると訴えているとのこと。

また同書簡では英国政府に対して、ヨーロッパでイギリスのアーティストと機材が書類なしで渡航できるようEU(欧州連合)と交渉し、早急に実行に移すことを求めている。

なお、オリヴァー・ドーデン英文化相が、ヨーロッパ・ツアーを行う英ミュージシャンに対する「ビザなし」の提案を英国政府が拒否したとの報道を否定し、「事実は真逆で、拒否したのはEUだ」と主張していたと「Classic FM」が報じている。



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