デヴィッド・ボウイが、1970年代に参加したパーティーで、有名人だらけであることに嫌気が差し、キッチンへ逃げていたことが明らかになった。
「Ultimate Classic Rock」によると、ジェスロ・タルのギタリストだったマーティン・バーが最近、ラジオ番組『Raised on Radio』に出演し同エピソードを披露。1970年代に開催され、ザ・ローリング・ストーンズのメンバーをはじめとする超有名人が集まったパーティーで、マーティンとジョン・エヴァン(ジェスロ・タルのキーボーディスト)は、セレブたちによるエゴの衝突に飽き飽きしていたという。
「その場所から俺たちは離れて、紅茶を飲むためにキッチンへ行った。そしたらデヴィッド・ボウイがいて、同じように紅茶を飲んでたんだ。俺たちが、『あっちの様子が酷くないか?』って訊いたら、デヴィッドが『ああ』って答えてたよ。それで、俺とデヴィッド・ボウイとジョン・エヴァンは、そこに3時間ほどいたかな。音楽以外について何でも話をしたよ。ビッグ・スターだからって問題なんかなかったし、彼は本当に地に足が着いた人だった」
マーティンがボウイに会ったのは、その時が初めてではないそうで、ジェスロ・タルが結成される前、まだボウイがDavy Jones and the Lower Third名義で活動していた1960年代半ばに、イギリス南部で開催されたライブに一緒に出演したことがあったとのこと。
そのときにマーティンは、メイクアップを施したミュージシャンと初めて会ったといい、ボウイも他のメンバーも素朴で本当に良い人たちだったと付け加えていた。
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