スリップノットのコリィ・テイラーが、「新しいロックのほとんどが好きじゃない」とコメントし、最近のロック・シーンに苦言を呈している。
「Blabbermouth」によると、ポッドキャスト番組『Cutter's Rockcast』に出演したコリィが、最近のロック・シーンについて思うところを明かした。
「似たような音を出しているバンドをいくつか見たけど、間違いなく彼らは、前にリリースされた2枚ぐらいのアルバムを1分だけ聴いたって感じだよな。俺がマジでイライラするのは、ずっと昔から存在している何かを彼らが盗んで作り直して、『新しい』って言うことなんだ。それが完全なる模倣でもね。パクリのバンドを知ってるだろ。奴らは複数のバンドをパクることさえしてない。若い世代が自分たちを持ち上げて、『これは俺たちの何たらかんたら』とか言うのは、自分たちよりも前に生まれた音楽が優れていると、年寄りに言われることにウンザリしてるからだ」
コリィは自分もそういう先輩の一人だと認め、「俺は新しいロックのほとんどすべてが大嫌いだ。ひとつのジャンルで失敗したから、ロックをやろうと決めたアーティストも好きじゃない」とコメント。若い世代のアーティストに、彼らが聴いている音楽の境界線を越え、新鮮さを感じる何かをやるよう励ましているとも語っていた。
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