ジョン・ライドン、セックス・ピストルズを描くドラマで楽曲の使用を拒否。訴訟に発展

ジョン・ライドン、セックス・ピストルズを描くドラマで楽曲の使用を拒否。訴訟に発展

ジョン・ライドンが、ダニー・ボイル監督が手がけるセックス・ピストルズを描くドラマシリーズ『Pistols(原題)』でバンドの楽曲使用を拒否し、バンドのメンバーが訴訟を起こしたことがわかった。

米ケーブル局FXが製作する『Pistols』は、バンドのギタリストであるスティーヴ・ジョーンズの回顧録『Lonely Boy: Tales from a Sex Pistol』をもとに製作される全6話のミニ・シリーズ。

Deadline」によると、ジョンが同シリーズでセックス・ピストルズの楽曲使用を拒否したことに対し、スティーヴとドラマーのポール・クックがロンドンの高等法院(高等裁判所)で訴訟を起こしたとのこと。

スティーヴとポールは、ドラマにおける楽曲使用権はバンド・メンバーによる多数決で決定できると主張。すでに元ベーシストのグレン・マトロックと、1979年に亡くなったオリジナルのベーシスト:シド・ヴィシャスの遺産管理団体は楽曲の使用に合意。対するジョンは、『Pistols』が敬意に欠け、スティーヴの回顧録では敵意と悪意を持ってジョンが描写されていると訴えているそうだ。

ジョンが裁判で勝利した場合、『Pistols』の製作が続行できるかは不明とのこと。以前にジョンは、Netflixの英王室ドラマ『ザ・クラウン』でも、セックス・ピストルズの曲“God Save The Queen”の使用を拒否している。

5月には「The Sun」のインタビューでは関係者が、難しい性格が災いしてジョンが『Pistols』の製作から外されたと明かしていた



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