【JAPAN最新号】Saucy Dog、伝えたいこと、なりたい姿、鳴らしたい音楽――「現在の」想いと「現在への」想いが熱く刻まれた新作『バットリアリー』をメンバーと共に語りあう、スペシャル別冊特集!

結局「今」じゃないですか。楽しいことをずっと続けていたら、死ぬまで楽しいじゃないですか。
死ぬ時に、「ああ、こうしておけばよかった」って後悔したくないから、今を大事に生きている

現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』9月号別冊にSaucy Dogが登場!

伝えたいこと、なりたい姿、鳴らしたい音楽――「現在の」想いと「現在への」想いが熱く刻まれた新作『バットリアリー』をメンバーと共に語りあう、スペシャル別冊特集!

インタビュー=安田季那子 撮影=横山マサト


Saucy Dogの正直さが好きだ。嘘をつけないところが好きだ。
彼らはいつだって、目の前の「現在(いま)」と真っ向勝負している。それを隠さない。隠せない。
だから悩んだり、立ち止まったり、たまには少しムッとしていたりもする。
でもそんなところも、彼らの真面目さと誠実さの表れのようで好きなのだ。

そういうサウシーの性格や、「現在」と闘うさまを改めて見せつけてくれたのが、7月19日にリリースされた7枚目のミニアルバム『バットリアリー』である。
この一作には、彼らが今伝えたいこと、鳴らしたい音楽、今こそ向き合うべき過去、目を逸らしたくない「現在」、そういうものがありありと刻まれている。
サウシーのアルバムはずっとそうだと言えばそうなのだが、『バットリアリー』におけるその濃度は、いつにも増して凄まじい。“シンデレラボーイ”のヒットによる期待(と、時に好奇の目)を受け止めてなお、確かに地を踏みしめて進むサウシー。“現在を生きるのだ。”“怪物たちよ”といった楽曲で、今を叫び伝えることに開眼したサウシー。今の積み重ねの先の未来を見据え、ライブ活動休止を選択できたサウシー。
スターダムを駆け上がるさなか、だからこそ「現在」の解像度をさらに高めて生きる3人の実直な姿に、心震わされずにはいられないのだ。

現在を生きるバンド・Saucy Dog、2023年夏の「現在」を、この別冊のインタビューからも知ってほしい。(安田季那子)

(『ROCKIN'ON JAPAN』2023年9月号より抜粋)


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