みんなの声が帰ってきた！ 汗と泥にまみれながら、ロックを楽しみ尽くした2日間！
文＝山中毅 撮影=青木カズロー、浜野カズシ、HayachiN、Yukihide“JON...”Takimoto
小雨が降る太陽が丘は、色とりどりのＴシャツを着た観客でカラフルに染まっていた。今年から声出し解禁となった10-FEET主催の「京都大作戦2023〜今年は可能な限り全フェスに参加してくだ祭！〜」は、源氏ノ舞台1日目トップバッターの04 Limited Sazabysから、ぬかるんだ地面も気にせず抜群のはしゃぎっぷりだ。
Fear, and Loathing in Las Vegasは曇天の下、ハイテンションな爆音で踊らせ尽くし、昨年はメンバーのコロナ感染により出演キャンセルせざるを得なかったクリープハイプは、感謝の気持ちを溢れさせたライブで魅了する。ヤバイＴシャツ屋さんは客席をクラップで埋め尽くしたかと思えば、いくつもの巨大サークルを描き出す。Ken Yokoyamaのステージでは、Hi-STANDARDのＴシャツを着てステージに立った横山健（Ｇ・Vo）が、「声が聴こえる。『京都大作戦』って最高だよ！」と笑みを浮かべ、「ここのステージに立てるはずだったのに立てなかった俺の友達のために」と“Brand New Cadillac”で締め括る。（以下、本誌記事に続く）
（『ROCKIN'ON JAPAN』2022年9月号より抜粋）
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