現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』9月号に和ぬかが登場!「ぬか」という言葉には「儚い」という意味もあって。そんな「儚さ」というものをテーマに活動できたらいいなということを、音楽活動を始める前から考えていました
独自のポップスを創造する和ぬか――その本性を現す!
ライブモード全開のアルバム『審美眼』に込めた思いを語る
インタビュー=杉浦美恵 撮影=橋本優
TikTokでのバズをきっかけに、2021年、“寄り酔い”が各種音楽チャートを席巻。シンガーソングライター、和ぬかの名は瞬く間に多くの音楽ファンに知れ渡っていった。独特の和のリズムと情緒感溢れる歌メロディ、そしてリアルに情景を思い起こさせる物語性の高い歌詞はその後リリースされた楽曲たちにも色濃く引き継がれていき、和ぬかが放つ音楽の個性は当初から見事なまでに確立されていたと言っていい。しかしこれまで雑誌のインタビューなどにはほとんど登場しておらず、その素性はあまり知られていない。そんな和ぬかが8月9日に2ndアルバム『審美眼』をリリースする。前作『青二才』(2022年)からさらに「和」のモードが洗練されたポップスへと昇華され、全体を貫くバンドサウンドは今までにないほど「ライブ」を感じさせるものとなっている。これまでそのアーティスト像はどこか謎に包まれていた和ぬかだが、この『審美眼』には彼の本質が強く打ち出され、リスナーと共に音楽シーンを盛り上げていきたいという意思が明確に提示されているように感じられたのだ。これは「和ぬかとは何者なのか」をひもとく絶好の機会である。和ぬかというアーティストが生まれた背景から、『審美眼』に込めた確信まで、初のロングインタビューでじっくり語ってもらった。(杉浦美恵)
(『ROCKIN'ON JAPAN』2023年9月号より抜粋)
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