デビュー45周年のサザンオールスターズ、始動！ 驚喜の渦の中に届けられた新曲“盆ギリ恋歌”と“歌えニッポンの空”を徹底レビュー！
文＝小池宏和
この6月25日にめでたくデビュー45周年記念日を迎えたサザンオールスターズ。そちらに先駆けて、アニバーサリーを彩る大型トピックが次々に発表され、大勢のファンを驚喜させる事態となった。まずはそちらの経緯を振り返っておくと、記念日前日のTOKYO FM『桑田佳祐のやさしい夜遊び』では、予告されていた放送テーマが急遽変更され、9月27日、28日、30日、10月1日というスケジュールの野外ライブ「茅ヶ崎ライブ2023」開催決定の報が。また、3ヶ月連続新曲配信リリースもアナウンスされた。『やさしい夜遊び』放送テーマでは、デビュー記念日には特にアクションなし、という意味の前フリがあったために、このトピック連打は世間を歓喜の嵐へと叩き込んだわけだ。記念日当日の夜には、ライブ配信特番『「それ、何年？ そうねだいたいね」 on YouTube』をプレミア公開。膨大なライブアーカイブ映像の中から45周年にちなんで45曲を厳選公開し、アニバーサリーのアクションを盛り上げた。桑田佳祐のホームタウンで久々に繰り広げられる野外ライブも楽しみだが、本稿では以下、連続リリースされる楽曲群のうち2曲のレビューを進めていきたい。（以下、本誌記事に続く）
（『ROCKIN'ON JAPAN』2023年9月号より抜粋）
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