米津にとって初の朝ドラ主題歌となる“さよーならまたいつか!”は、軽やかに弾むようにしながら次第にメロディが舞い上がってゆく極めてキャッチーなポップチューンとなっており、主題歌起用が報じられたときにも、米津は「『毎朝聴けるものを』と意気込み作りました」とコメントを寄せていた。音楽的には、まさに人々の毎朝を清々しく楽しげに彩るために生み出されたような曲調で、ロストコープアニメ―ションを取り入れた美麗なアニメ+実写仕立ての主題歌オープニング映像ともぴったりだ。また、“さよーならまたいつか!”のMVで米津が覗かせていた茶目っ気も、この曲の軽快で風通しのいい一面を強調している。(以下、本誌記事に続く)
文=小池宏和 撮影=山田智和
(『ROCKIN'ON JAPAN』2024年6月号より抜粋)
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