打算や狙いや戦略などではなく、想いが、心が、形作るライブだった。激しくて、しなやかで、楽しくて、優しいライブだった。世界に何を見せるのか?──その問いに対してRADWIMPSは「すべて」を見せていた。「自分たちはどこからやって来たのか?」ということも、「今この時代に、目の前にいる人に何を伝えたいのか?」ということも、彼らはすべてを「ライブ」という表現に落とし込んでいた。
4月7日、国立代々木競技場第一体育館。RADWIMPSが今年3月より開催しているワールドツアー「RADWIMPS WORLD TOUR 2024 “The way you yawn, and the outcry of Peace”」。3月に中南米編が行われ、さらに現在アジア編が開催されているこのワールドツアーの、日本公演2日目である。(以下、本誌記事に続く)
文=天野史彬 撮影=ヤオタケシ
(『ROCKIN'ON JAPAN』2024年6月号より抜粋)
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2024.04.30 12:00