エイジアン・ダブ・ファウンデイション(以下ADF)が、セールス的に過去最大のヒットを記録した5thアルバム『タンク』(2005年発売)以来ぶりとなる、最新アルバム『パンカラ』(写真)を3月26日に発売する。
ロンドンの音楽教育機関<コミュニティ・ミュージック>を基盤として在英エイジアン2世を中心にグループを結成されたADF。1995年のアルバム・デビュー以来、現在まで数度のメンバー・チェンジを経ながら、シーンで唯一無比の存在感を放ち続け、パワフルなライブ・パフォーマンスとそのサウンドでもって、日本のリスナーからも熱い支持を獲得してきた彼ら。ファン待望となる新作の全貌が明らかになった。
タイトルのPunkara(パンカラ)は、Punk(パンク)+Bhangra(バングラ)を意味する造語で、今作はまさに、激しいギター・サウンドのパンク要素と、ADFのルーツでもあるバングラ・ビートが融合した、ADFサウンドが炸裂した作品となっている。
アルバムからのリード・シングルとなる“Burning Fence”は、既にライヴでも演奏されており、ADFファンの間では、早くも新たなライヴ・アンセムとして、話題を呼んでいるという。
中心メンバーのチャンドラソニック(G)は「この曲は、最もADFらしい曲で、ADFのシーン帰還を告げるにふさわしい楽曲だ。きっとみんなに気に入ってもらえると思うよ」とコメント。
そして、ボーナス・トラックを含めた全12曲の収録楽曲の中で、一際目を引くのが、イギー・ポップが参加する“No Fun”。“No Fun”と言えば、イギー・ポップのザ・ストゥージズ時代の代表曲。今作はADFによる同曲のカヴァーに、イギー自らがボーカルで参加、1968年の名曲が40年の歳月を経て、ADFのビートと共に、全く別のアレンジで生まれ変わった。トラック・リストは下記のとおり。
『パンカラ』トラック・リスト
1 Super Power
2 Burning Fence
3 No Fun(feat. Iggy Pop)
4 Speed Of Light
5 Ease Up Caesar
6 S.O.C.A.
7 Target Practice(New Ver.)
8 Radar
9 Altered Statesman
10 Bride Of Punkara
11 Stop The Bleeding
12 Awake/Asleep(ボーナス・トラック)