カサビアン「Xファクターひどい」

カサビアンのトム・ミーガンが、これまでレオナ・ルイスを始めとする人気アーティストを輩出してきたイギリスのオーディション番組「Xファクター」を非難している。

トムは「Xファクター」が大人気番組になったということが信じられないという。この番組からいい音楽が出てくることはあり得ないと考えているそうだ。

「『Xファクター』はバットマンに出てくるリドラーみたいなもんだよ。みんなの脳みそを吸い取っちゃうんだ」と彼はデイリー・レコード紙に語っている。「俺たちがあんなクソの塊みたいなものを観るほど国家として落ちてぶれてしまったことが信じられない。あの音楽にはゾッとするよ。ショッキングだ」

スーザン・ボイルやジョンとエドワードのグライムズ兄弟など、オーディション番組を通じて有名になった人々のことをトムは気の毒に思っているという。

「あの双子のジョンとエドワードは可哀相な奴らで、何が起こっているのかも分かってないんだよ。のぼせちまったんだ。何にも考えることができないのに」

「スーザン・ボイルを見なよ。奴らが彼女にしたことを思うと身の毛もよだつね。彼女は何にも知らないんだ、可哀相にな。奴らがスーザンを大スターにしたのは馬鹿げてるよ。彼女は残りの人生をずっと苦しみ続けるだろうさ。彼女にはそんな準備はできていなかったし、元々そんな風にはできてなかったんだ。操られているんだよ。ひどい話だ」

また、トムは「Xファクター」の審査員たちが音楽批評家として真面目に受け止められていることにも疑念を表明している。「サイモン・コーウェル(音楽プロデューサー。「Xファクター」の審査員でもある)はさぞ大笑いしてるだろう。彼にとっちゃ、ルイス・ウォルシュや、もともと『ポップスターズ:ザ・ライバルズ』(オーディション番組)の出場者だったシェリル・コールや、これまでほとんどヒット曲を出したこともないダニー・ミノーグ(3人とも「Xファクター」の審査員)があそこに座って人を審査してることが信じられないだろうからな」

(c) NME.COM / IPC Media 2008/2009
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