グラミー賞 候補曲が変更に

マイリー・サイラスの“ザ・クライム”がグラミー賞の1部門「映画、TV、その他視覚メディアのために作られた最優秀曲(Best Song Written For Motion Picture, Television Or Other Visual Media)」の候補リストから外され、代わりにヤー・ヤー・ヤーズのカレンOによる“オール・イズ・ラヴ”(スパイク・ジョーンズ監督作品『かいじゅうたちのいるところ』サントラの1曲)が受賞候補曲として選出された。

今月初めに発表されたグラミー賞各部門のノミネート作品。「予想外の展開で、グラミー賞の候補曲の1つがその資格を失うことになった」と『かいじゅうたちのいるところ』の公式ブログサイトWe Love You Soに<インタースコープ・レコーズ>の担当者マット・ラモットは書いている。「そのため、ノミネート対象は初回投票でその次に多数の票を集めていた曲、カレンO・アンド・ザ・キッズの“オール・イズ・ラヴ”に変更されることになった」

マイリー・サイラスの“ザ・クライム”を取り下げた理由について、グラミー賞を主催するNational Academy of Recording Arts & Sciencesは以下のような声明を出している。

「(“ザ・クライム”をリリースした)<ウォルト・ディズニー・レーベル>は私どもの授賞局に連絡を取り、この曲が(劇中で使用されてはいるものの)映画『ハンナ・モンタナ ザ・ムービー』のために特別に作られたものではない(そのため受賞する資格がない)と自ら進んで伝えてきました。この情報を基に、アカデミーはレーベルの提言に応じることにしました。こうした状況における所定の手続きに従い、我々は次点の作品をこの部門の候補に入れることにしました」

カレンOはヤー・ヤー・ヤーズとしても新作『イッツ・ブリッツ!』が「最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバム」部門にノミネートされている。グラミー賞の授賞式は来年1月31日に開催される。

(c) NME.COM / IPC Media 2008/2009
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