厚みのあるインディ・ポップが魅力のディセンバリスツだが、目下のところアメリカのポートランドのスタジオで6枚目のアルバムを鋭意制作中だという。
しかも、今回はゲストを少なくともひとりは呼んでいる様子で、これがなんとR.E.M.のピーター・バックだというのだ。ヴォーカルのコリン・メロイも、ツイッターで先週、こう報告している。「6枚目のリハーサルの初日。ぼくのエセR.E.M.的なギター・リフをピーター・バックに弾いてもらう。動揺を感じた様子はなし。著作権侵害を受けたと感じた様子もなし」。
自分で書いたエセR.E.M.的なギター・リフがあったなら、そりゃあ、ピーター・バック以上に弾いてもらいたい人はいないでしょうに。
また、ピッチフォークに語ったところによると、実はピーター・バックは昨年もポートランドを訪れていたそうで、ディセンバリスツのプロデューサー、タッカー・マーティンとR.E.M.の新作用のデモの制作をするためだったそう。そのR.E.M.だが、バンドは4月1日付けをもって、バンド名をR.E.M.からREMと変え、「.」(ピリオド)をすべて落とすことを発表した。
バンドのオフィシャル・サイト、R.E.M.HQ(現時点でサイト名はまだピリオド付)によれば、マイケル・スタイプは「これはずっと長い間、懸案になっていたことなんだ。ようやくここにきてみんなで決心できてよかったと思ってるよ。これでしか前に進めないからね」と説明している。
マイク・ミルズもそれに同意してこう説明している。「というのも、イギリスのプレスとかはもう昔から、REMとしか表記してくれないんだよね。いくら(ピリオドを)入れろって言ってもダメなら、じゃあ、こっちからとっちゃおうかっていうね」。
ピーター・バックはこうも付け加えた。「それにここ数年で本当にデジタルやネットの時代になっちゃって、ぼくたちのことを“RドットEドットMドット”とか言っている人たちも現れたりしてて、あんまり語呂がよくないなあって思ってね」
ちなみに、R.E.M.HQによれば、この発表が行われた4月1日はちょうどバンドの結成30周年の前日だったのだとか。1980年4月5日に初のライブを行ったというのは有名な話なので、4月2日に初めて顔を合わせたということなのでしょう。
ディセンバリスツの新作にピーター・バックが参加!そして、R.E.M.から重大発表が!
2010.04.02 15:06