79年にデビューし、そのイメージなどがニューロマンティックスの先駆けとなったアダム・アントが15年ぶりの新作にとりかかっていて、元オアシスのメンバーが制作に関わっていると本人がNMEに語った。
タイトルは『Adam Ant Is The Blueblack Hussar in Marrying The Gunner's Daughter』というもので、元スリー・カラーズ・レッドのクリス・マコーマックや長年のソングライター・パートナーであるマルコ・ピローニなどが参加している。タイトルは「アダム・アントは狙撃手の娘と結婚するにあたってブルーブラックの騎兵になる」とでもいうような、相変わらずの思わせぶりなもの。
さらに「ある曲はオアシスのメンバーをフィーチャリングしているよ」とアダムは語っている。また、モリッシーのソングライティング・パートナーであるボズ・ブアラーも参加しているそうだ。
アダムによればアルバムは基本的に「パフォーマンスによるところが大きい、ライブ感の強いレコードだ」としていて、「なんとなくコンセプトもあるかな。とても古風で、オールド・スクールで、地道に作っていったレコードなんだよ」。
また、アダム・アンド・ジ・アンツとして79年にデビューした際にマネージャーを務めたマルコム・マクラレンに捧げた曲も収録するつもりだという。
“Who’s a Goofy Bunny Then?”というその曲、80年代初期のデモ音源なのだが、マルコムへの追悼として収録したいのだという。
「マルコムはある意味でぼくの人生を切り開いてくれた人だったんだ」とアダム。「限りなく代理父に近い存在だったかな」。
タイトルはアントがマルコムの愛称として「グーフィ・バニー」と呼んでいたことにちなんでいて、「マルコムの前歯が目立ってた」からそう呼んでいたのだとか。
その一方でアダムはキャリアの初期に録ったデモ音源がまだ「わんさか」あって、聴き直していずれちゃんとレコーディングしたいとも語っている。
「4トラックで作った音源がまだ100本近くはあって、いつでも好きなように使えるものなんだよ」とアダム。「『ダーク・ウェアズ・ホワイト・ソックス』(79年のデビュー作)の前にだって結局リリースされなかったアルバムが1枚あるわけだし。だけど、まだマスターも持ってるんだよね。だから、やっぱり愛情からこういう面倒なことをやってカタログを整理しているんだよ。これを捨ててしまったら、ジョン・レノンとポール・マッカートニーがリバプールのパブで勢いで書いちゃった曲を捨てるようなもんだと思うよ。やっぱり自分の作品を整理するのはそのアーティストの義務だと思うな
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アダム・アント15年ぶりの新作に元オアシスのメンバーが参加
2010.04.21 22:00