スピリチュアライズド、現在新作制作のため「スタジオに棲んでいる」状態

スピリチュアライズド、現在新作制作のため「スタジオに棲んでいる」状態 - 1997年作 『宇宙遊泳』1997年作 『宇宙遊泳』

スピリチュアライズドのジェイソン・ピアースは現在、新作に取り組んでいて「スタジオに棲みついている」状態だと語っている。

アイスランドのレイキャヴィックで開催されているアイスランド・インスパイア・フェスティヴァルに出演したジェイソンは、08年の『ソングス・インA&E』の次回作となる新作は来年のリリースになりそうだが、これまでよりポップ・ソングを収録することになるとNMEに語った。

「ぼくは自分でもやってきた“ソウル・オン・ファイアー”とか“ストップ・ユア・クライング”みたいなポップな曲が書けてしまうといつもそこから離れようとしてきたんだよね」とジェイソンは説明する。「でも、今回ぼくはそういう曲もどんどん受け入れることにして、それでなにかできるかみてみたいんだよ。もうね、抗うのをやめることにしたんだ。そういうアルバム制作の真っ只中にもいるから、ちょっとライブをやるっていうのが今は妙な感じでもあるんだよ。あまりにも気持がアルバムの方に集中しちゃってるから。ものすごく視野も狭くなってほかのことは構ってられないから、基本的にスタジオでひとりっきりで棲んでるっていう感じだよ。すごいざっくりした時間表を考えてあって、それによれば、新作は来年出すっていう感じだね」。

今回の新作のサウンドについては、去年バンドと一緒に97年の『宇宙遊泳』の完全ライブをやったことが一部影響しているとジェイソンは語る。

「あのライブをやったからってあの作品への見方が変わったわけじゃないし、今もすごいいい作品だなと思うんだけどね、ただ、ああいう形であの楽曲を全部生でまたやれるっていうのはちょっと夢みたいなところがあったんだよ。通常、ツアーとかすると、お客さんも新作を聴きたがるもんだしね」とジェイソン。「もう出してから13年も経ってるアルバムを今になって全部やるって、ものすごく変な感じだったし、お客さんもまたね、みんなそれぞれにいろんなものを感じてて気持を込めてくれてたんだよね」。

レイキャヴィックのライブは、ジェイソンが8人のゴスペル歌手と6人のストリングスを率いるスピリチュアライズドの「アコースティック・メインライン」バージョンとなり、“エニシング・モア”“ロード・レット・イット・レイン・オン・ミー”“宇宙遊泳”、さらにはスペースメン3の楽曲から“Walking with Jesus”や“Amen”の2曲、また、ダニエル・ジョンストンの“True Love Will Find You in the End”などといった曲を演奏していった。また、今回のフェスに参加した理由については、08年に“ソウル・オン・ファイアー”のビデオをアイスランドで撮影した際に、アイスランドの人たちにとてもよくしてもらったからとNMEに語っている。

(c) NME.COM / IPC Media 2010
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