エディ・ヴェダー、ジョニー・デップ、パティ・スミスらが8月28日にアーカンソー州リトルロックで行われた冤罪を糾弾するチャリティ・イベントでパフォーマンスを行った。
イベントは93年にアーカンソー州ウェストメンフィスで3人の児童を殺害したとして有罪判決が出ている3人の当時10代だった少年の冤罪を主張するもの。3人はウェストメンフィス3という通称で知られていて、現場に残された証拠やDNA鑑定などからもほかの容疑者が存在しているはずだということが各方面から指摘されているが、1人は死刑、2人は実質終身刑が確定してしまっている。
エディとジョニーはともにアコースティック・ギターを抱えて、パティとパティの79年の『ウェイヴ』からの“ダンシング・ベアフット”を演奏した。その後、ベン・ハーパーとディクシー・チックスのナタリー・メインズもパフォーマンスを行い、最後にはジョージ・ハリスンの息子ダニー・ハリスン、シンガー・ソングライターのジョゼフ・アーサーを加えた全員でパティの『ドリーム・オブ・ライフ』からの“ピープル・ハヴ・ザ・パワー”を演奏した。
さらにもっと早い時間にはエディがソロ・パフォーマンスも行っていて、09年のサントラ盤『イントゥ・ザ・ワイルド』からの“ライズ”やトム・ウェイツの“レインズ・オン・ミー”のカバーを演奏したとスピナーが伝えている。その後、ナタリー・メインズと一緒にジョン・ドーの“The Golden State”、ジェイムス・テイラーの“目を閉じてごらん”のカバーなども演奏した。
「ぼくがここにいるのはウェストメンフィス3の無実を支持しているからだよ」とエディはライブ中に語った。「そして、この事件をみんなによりよく知ってもらうためにもね。なんで彼らは無実なのか? それは彼が有罪であることを証明する証拠がなにひとつとしてないからだよ」。
“ダンシング・ベアフット”の演奏はこちらから
(→http://www.youtube.com/watch?v=HLNyigUDxT8&feature=player_embedded)
“ピープル・ハヴ・ザ・パワー”の演奏はこちらから
(→http://www.youtube.com/watch?v=mrwYEosFyVg&feature=player_embedded)
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