フレイミング・リップスのウェイン・コイン、観客に「この美しきフリークスめ!」
2010.09.13 16:30
客がドレスアップしたり、環境問題や政治についても明確なテーマを設定するなど、ユニークなフェスとして有名なベスティヴァルだが、9月11日に行われたフェスの2日目をフレイミング・リップスの歓喜に満ちた演奏が締め括った。
ワイト島のロビン・ヒル・パークで行われるこのフェスのヘッドライナーをフレイミング・リップスが務める一方で、この日のフェスはファンタジーというテーマでドレスアップした観客で彩られることになった。
ボーカルのウェイン・コインは透明で巨大なゾーブ球体でステージまで移動して、その中から登場し、その後、特殊効果やヴィジュアルをふんだんに使った祝祭的なライブを繰り広げることになった。
“ヨシミ・バトルズ・ザ・ピンク・ロボッツ・パート1”や“シー・ドント・ユーズ・ジェリー”などサイケデリックなヒット曲を軸にしたセットとなって、ウェイン自身も明らかに感極まった様子が見受けられ、オーディエンスに向かって「この美しいフリークスめ!」と叫ぶ一幕もあった。
締め括りとなった“ドゥ・ユー・リアライズ??”の長大なバージョンへと雪崩込む前にウェインは観客に「このフェスがあと100年は続いてくれて、何年か置きにまたぼくたちを呼んでくれることを本当に願うよ」と伝えた。
フレイミング・リップスの前座を務めたのはロキシー・ミュージックで、豪勢でどこかプログレを匂わせるセットを演奏し、ジョン・レノンのカバー“ジェラス・ガイ”でショーのクライマックスを披露した。
昨日の最終日にはザ・プロディジーがヘッドライナーを務めた。
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