廃業に追い込まれそうになっているロンドンの伝説のライブ・ ハウス、100クラブへの支援を呼びかけるセイヴ・ザ・100クラブ・キャンペーンの発起パーティーが11月3日にロンドンで行なわれたが、この会場で読み上げられたロンドン市長の弁が嘲笑の的となった。
現ロンドン市長ボリス・ジョンソンはこの日のパーティーには参加しなかったが、ジョンソン市長が率いる市の戦略カルチャー・チームからの所信が音楽ジャーナリストのデヴィッド・クアンティックによって読み上げられた。
クアンティックが所信を読み上げていくうちに、会場となったギブソン・スター・スタジオに詰め掛けた参加者の間からその実効性の薄い内容に冷笑が起こり、なかには「こいつら、うすらバカだな」との声も上がった。
100クラブの足かせとなっているもののひとつが高騰する賃貸料だ が、ジョンソン市長を代弁する所信にはその問題についてはつぎのように触れられていた。
「若い才能やすでに定評のあるアーティストまで、さまざまなジャンルの人々の活動の場となってきた100クラブの重要性をロンドン市長もよく認識しています」と所信は切り出し、さらに「100クラブはロンドンの戦後におけるミュージック・シーンのなかでも最も本質的な役割を担った重要な施設であり、この店自身が輝かしい歴史も誇っています」とまで言ってのけていた。
しかし、この所信の結論は「しかしながら、大ロンドン当局としては賃貸契料にテコ入れをする法的権限を有しておりません」というものだった。
所信を読み終えたクアンティックは「以上のように、ボリス・ジョンソン市長から盛大な支援を取り付けました」と笑ってコメントした。
クアンティックはさらに、ロンドンの前市長で、12年の次期市長選に労働党から出馬すると表明しているケン・リヴィングストンからの声明文も読み上げた。そのなかでリヴィングストン前市長は今回のキャンペーンを「完全に」支持すると表明していて、さらに「こうした施設を都市計画法に基づいて保護する提案などもすでに作成してある」と説明している。
ほかにも元クリエイション・レーベルの社長、アラン・マッギーやプライマル・スクリームのボビー・ギレスピーも、今回のキャンペーンを支持する声明文を寄せていた。
(c) NME.COM / IPC Media 2010
100クラブ存続キャンペーン・パーティで、ロンドン市長のコメン トが冷笑を浴びる
2010.11.04 20:00