今年中にも廃業という危機に追い込まれていたロンドンの伝説のライブハウス、100クラブだが、店のオーナーは現在、店を続けるべくスポンサーと話を詰めているところだという。
賃貸料の高騰で100クラブは今年一杯で閉店という瀬戸際にまで追い込まれていたが、オーナーのジェフ・ホートンは充分な資金提供を申し出ている出資者と折衝中だと語っている。
「実際問題として現時点では、クラブのスポンサーになりたいと申し出てくれた人と今話を詰めているところなんだ」とホートンはイヴニング・スタンダード紙に語っている。「でも、これ以上の話はできないんだよ。交渉の取り決めとして、これ以上のことは明かさないことになってるからなんだ」。
ただ、新しい出資者によって店が存続していけるかどうかという見込みについては前向きに考えていると語っている。「来週くらいにはなにか前向きな話を発表できるかもしれないと期待しているんだけどね」とホートンは説明する。「そうなれば、店は維持されるということになるだろうね。ぼくも店に残ることになるはずだよ」。
正体を伏せられている今回の出資者についてホートンはこう説明している。「この時代に独立した店の経営をやっていくのがどんどん難しくなっているということについてよくわかっている人なんだ。店を続けて、店の遺産を残していくということになったら、もうサポートなしにはできないんだよ」。
リアム・ギャラガー、ミック・ジャガー、ミック・ジョーンズら多数のミュージシャンが100クラブを救うべく援助を申し出てきていた。12月17日には店の救済を支援するため、ポール・マッカートニーも店でライブを行った。
(c) NME.COM / IPC Media 2010
100クラブのオーナーが店の存続のため、有力スポンサーと折衝中
2010.12.22 18:00