パラモア脱退劇について、ヘイリー・ウィリアムズが「騙されたような心境だ」と吐露

パラモア脱退劇について、ヘイリー・ウィリアムズが「騙されたような心境だ」と吐露

バンドを脱退したオリジナル・メンバーのジョシュ・ファッロとザック・ファッロから実はバンドの扱いが公平でなかったとブログで暴露されたパラモアだが、ボーカルのヘイリー・ウィリアムズらはMTVでジョシュとザックへの反論を行った。

もともとジョシュとザックの脱退はヘイリーらが一方的に明らかにしたのだが、ジョシュとザックは連名で自身のブログで長大な書き込みを発表して、このヘイリーらの説明に反論を行った。そのなかでジョシュとザックはパラモアがメジャー・レーベルに操作された製品へと成り果ててしまったと指摘し、もともとジョシュらで結成したバンドであったにもかかわらず、結局、レコード会社と契約できたのはヘイリーだけで、次第にヘイリーだけのプロジェクトとなっていったと説明している。

これを受けてヘイリーと残りのメンバーはMTVのインタビューに応じるという対抗手段に出て、ジョシュとザックの反論を「うんざりだよ」と語っている。ただ、今回インタビューに応じることにしたのは、ジョシュとザック抜きではパラモアの存続も無理だろうとまことしやかに囁かれているので、そうした噂を否定するためだとヘイリーは説明している。

「ネットではいろんなことが語られていて、それをまたネットで反論していくんじゃ意味ないんだろうなと考えるだけでもかなり腹立たしいわけで」とヘイリーは語っている。「だから、自分たちは全然大丈夫だからとみんなに観てもらえる機会がほしかったわけ。わたしたち3人はこうやって元気だし、どこにも逃げないし、こうやってこのバンドにはまだまだ未来があって、こっちもやる気満々だってみんなの目で見てもらいたかったの」。

また、ジョシュとザックのブログについては3人とも傷ついたし、ジョシュとザックに騙されたような心境だとヘイリーは説明している。「すごく傷ついたよね。というのも、こっちが聞いた話では、2人はあくまでもバンド活動に満足してなくて、ただバンドをもうやりたくないんだっていうことだったから。と思って蓋を開けてみたら、なんかもう全然別な話のところでいろんなことを言われて、すごく驚いたし、いいように騙された感じがするわけ。だってね、もう6、7年もこれをやってきてるんだよ。でも、今までやってきたことが誰一人にとっても、無駄なことだったとは少しもわたしは思わない。それを貶めるなんて絶対に誰にも許されないはず」。

その一方でギターのテイラー・ヨークはジョシュとザックのブログについては、ある意味で充分予期していたことでもあったと語っている。「こっちが声明を発表した時点で、きっと向こうもなんかぶつけてくるんだろうなとは思ったよ」とテイラーは説明する。「だから、こっちも全員で脇を固めて備えていたんだよ。やっぱりさ、仲違いっていうのは辛いものだし、あれを読むのも辛いことだと思ったよ。実際に起きていたことと較べれば、すごく瑣末なことばかりが書き連ねてあっただけにね」。

現在パラモアは3人体制で新作制作に取り掛かっているが、予定されている南米ツアーには元ガンズ・アンド・ローゼズやナイン・インチ・ネイルズのジョシュ・フリース、またこれまでにも何度かジョシュ・ファッロの代役を務めてきたジャスティン・ヨークが同行することが明らかになっている。

問題のジョシュとザックのブログはこちらから→
http://joshnfarro.blogspot.com/


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