リリー・アレンは、イギリス国教会のシェフィールド司教がリリーの“ザ・フィアー”を聖書研究コースの一環として聴くことを薦めているのを支持しているとか。
シェフィールド教会では復活祭に向けて「現代カルチャーにおける物質主義」という5週間にわたる講座を信者のために設けていて、そのなかの資料としてリリーの“ザ・フィアー”のクリーン・バージョンが採用されているとBBCが伝えている。
リリーも自身のツイッターでそのBBCの記事のリンクを貼って、「結構、スルドイかも!」とツイートしている。
講座を企画したスティーヴン・クロフト司教は“ザ・フィアー”でリリーは「時代精神の一端を摑んでみせている」と説明している。
特にこの曲はアイロニカルな歌詞を含んでいることでも知られている。「人生とは映画スターにうつつを抜かすこと、母親に気を遣うことではなくて/すべてが速い車のことで、誰かを罵ること/でも、そんなことはどうでもいいの わたしシリコン埋めてるし/おかげで人生サイコーだから」。
ただ、クロフト司教は悪態や4文字言葉などを含むバージョンではなく、クリーン・バージョンを聴くようにと薦めている。「教材にはグループ・リーダーへの指示が明確に説明されていて、まず楽曲の歌詞をあらかじめ調べて、無修正バージョンではなくラジオで使われているクリーン・バージョンであることを確認してから教材として使うように指導しています」。
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